失敗談がもたらす未来の光
脱サラして飲食店を開業~そして8年後、私たちは閉業を選んだ
すべて赤字。だけど、無駄じゃなかった。これから起業するあなたへ伝えたいこと
「夢だった飲食店経営、現実は甘くなかった」
私たちは脱サラして、自分の店を持ちました。
「歳をとっても続けられるお店を一緒に作って、幸せになろう」──そんな思いを胸に、サラリーマン生活に区切りをつけ、人生を懸けた挑戦を始めました。
けれど、始まってみると現実は理想とはかけ離れていました。
私たちの生活は、「お店があるから…」、ただそのことだけが頭の中、行動がしめ追われる毎日、そして家庭のこと、次第に体調も崩していきました。
気づけば毎月の帳簿は赤字続き。
“いつか黒字に”という期待を支えに8年頑張りましたが、最後まで営業は持ち直すことはありませんでした。
「8年間、赤字。でも、それで終わりにしたくない」
私の飲食店経営は、数字だけ見れば「失敗」です。
でも私は、これを“失敗のまま終わらせたくない”と思っています。
なぜなら、その8年間で学んだことが、これから起業する人にとって何よりの“リアルな教科書”になるからです。
私のように、無防備に飛び込んで、後悔してほしくない。
むしろ、私の経験を「予習」してもらえたら、それだけで大きな意味があると信じています。
起業前の自分に伝えたい、5つの教訓
1. 「好きなこと」だけでは食べていけない
情熱は大切。でも、それが売上になるとは限らない。
マーケティングの知識や“届ける力”がなければ、誰にも気づかれずに終わってしまう。
2. お客さんは“勝手に来ない”
「良いものを出していれば、口コミで広がる」──それは幻想でした。
“知ってもらう”努力は、仕込みや接客と同じくらい大切。いやそれ以上!
3. 売上より「自分の体」の管理が先
毎日の忙しさのなかで、自分の体調は二の次になっていた。
でも、倒れたらすべてが止まる。経営者自身が、最も大切な資源です。
4. 赤字でも“続けてしまう”心理に注意
「来月は良くなるかも」と、根拠のない希望で先延ばしにしていた判断。
撤退ラインを決めることは、勇気ある選択。
5. ひとりで全部やろうとしない
孤独でした。相談相手も、ビジネスの師もいなかった。
「聞くことは負けじゃない」、今ならそう思えます。
今、私は“失敗を伝える人”として新しい事業を始めます
飲食店を閉めたあと、私たちは事業の形を変えていきます。
その中の一つとして、
今度は、かつての自分のように、起業を目指す人へ「失敗からの学び」を伝える活動をしていこうと考えています。
- 起業前に何を知っておくべきか
- 売れない理由と、その対処法
- 自分らしく、無理なく続けるための設計
そんなテーマで、ニュースレターにて配信していきます。
最後に:これは、あなただけの物語ではない
「自分のお店を持ちたい」「独立したい」
その夢を、私は否定しません。むしろ応援したいと思っています。
でも、その前に「現実」を知ること。
そして、「失敗から学ぶこと」を知っておくことで、きっとあなたの挑戦はもっと強くなるはずです。
私の失敗は、あなたの成功の一部になると信じて──。
そんな想いで、今後も情報を発信していきます。
【データで見る】事業者の生存率
このデータをふまえ、決断を…
◎飲食業
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3年後の生存率:約30%
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5年後の生存率:20%未満
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主な廃業理由:
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販売不振(想定より売上が上がらない)
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資金ショート(運転資金や固定費の負担)
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競合過多(レッドオーシャン市場)
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飲食業は初期投資が大きく、競争が激しいため、早期の黒字化が難しい傾向があります。特に開業から1年以内に約4割が廃業するというデータもあります。
◎サービス業(例:美容室、ITサービス)
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10年後の生存率:約72%(中小企業全体の平均)
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主な廃業理由:
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顧客獲得の難しさ(競合との差別化が困難)
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技術やトレンドの変化への対応不足
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資金繰りの悪化
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サービス業は業種によって生存率が大きく異なりますが、一般的には中小企業全体の平均と同程度の生存率となっています。特にITサービスなどは変化のスピードが速く、柔軟な対応が求められます。
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人生失敗だらけで、成功体験はありませんが、これまでの経験を踏まえて、私の考えを発信していきます。
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